【2018年版】システムトレードのツールを列挙してみました:株編
しまねこです。
さて、1の「システムトレードツールを把握する」から始めます。
現在(2018年5月時点)利用できるシステムトレードツールを探してみました。
システムトレードツールって?
そもそもシステムトレードのツールは、何が出来ることを指すのでしょうか?
しまねこはシステムトレード=(株やFXの)自動売買と考えています。
自動売買とは、あらかじめ決めておいた売買ルール(ストラテジー)に従って、機械的に売買するもの を指します。
英語ではAlgorithmic Trading。
「アルゴ取引」という言葉も一般的になりましたよね。
機能として想定するものは
- 売買ルール(ストラテジー)作成もしくは選択 ☆マスト
- 株価チャート表示
- スクリーニング
- 売買サインのプロット
- バックテスト ☆マスト
- 自動売買機能 ☆マスト
と考えています。
自動売買機能がない場合でも、一般的にはスクリーニング機能があればシステムトレードツールと規定するようです。
ちょっとモヤモヤするので、
自動売買機能が無いものは番外としました。
株(日本株)のシステムトレードツール
株のシステムトレードツール
①株ソフト イザナミ
トレード対象:日本株
販売元:有限会社ツクヨミ
特徴:株のシステムトレードソフトとしては一番人気
売買ルールはパレットアルゴ®という機能を使って、条件と「はい/いいえ」の分岐で設定。また、市販の売買ルールが多数公開されている。
資金量を考慮した検証も可能
価格:無制限(買い切り)と月額の2つのライセンスがあり、 無制限は162,000円、月額は7,700(税抜) 無料期間7日間 (延長可能)
製品URL:http://www.izanami.jp/top.html
しまねこの印象:ちょっと試してみよう!と思うには価格が高額な印象。
②システムトレードの達人
トレード対象:日本株
販売元:フェアトレード株式会社
特徴:現役トレーダー斉藤正章氏開発の、日本株専用システムトレード検証ソフト
マクロ言語がきるようなパソコン上級者に限らず、パソコンが苦手な方でも手軽に、売買ルールを検証することを可能にした検証ソフト
価格:無料 ただし、株価データ取得にアクセス権月額1,000円(税抜)が必要
製品URL:http://sys-tatsu.com/
しまねこの印象:イザナミのような売買ルールを組み立てる画面はなく、古いクライアントシステムの画面だが(発売が2009年からなので致し方なし)、資金管理機能やフィルタリング機能など必要な機能が揃っている。
トレード対象:日本株
販売元:フェニックスアセットマネジメント株式会社
特徴:過去データに裏付けられた確たる根拠を持ったトレードをする為の検証ソフト
相場状況を判定する条件設定が可能で、相場判断を盛り込んだバックテストが可能
価格:157,000円(税抜) 別途有料オプション機能あり
製品URL:http://kabu-trading.com/
しまねこの印象:機能も①②と遜色なく、またデータを用意すれば日本株以外のバックテストも可能に。しかしながら高額です。
④TradeStation(トレードステーション)
対象はこちらに詳しく
販売元:マネックス証券
特徴:米国で先進性、機能性において数々の最高評価を受けてきたトレーディングツール
価格:無料 マネックス証券の口座開設が必要
製品URL:https://info.monex.co.jp/tradestation/
しまねこの印象:実際に使ってみて、アップデートで障害が起きたり安定しない部分はありますが、この機能を無料で利用できるのは素晴らしと思います。
プログラム言語であるEasyLanguageはその名の通り難易度は低めと思います。
⑤ 岡三RSS
販売元:岡三証券
特徴:Microsoft Excelを利用してリアルタイムの情報取得から取引まで行えるアドインツール
価格:4,630円(税抜)/35日 ただし、手数料計算期間の手数料実績が2,000円(税抜)以上で無料に。
初回の利用お申込み時は、90日分の利用料無料日数が付与
製品URL:https://www.okasan-online.co.jp/ont/rss/
しまねこの印象:ビジネスパーソンの多くが使い慣れたExcel。関数やマクロを利用して使い方は無限大でカスタムの自由はあり。同時に難しさも。
No. | システムトレードソフト | 売買ルール作成 | チャート表示 | バックテスト | スクリーニング | 自動売買 |
① | 株ソフト イザナミ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
② | システムトレードの達人 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
③ | シストレ魂 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
④ | TradeStation | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
⑤ | 岡三RSS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
⑥ | Fchart | × | 〇 | × | 〇 | × |
⑦ | Protra | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
⑧ | Alpha Chart | × | 〇 | × | 〇 | × |
番外(自動売買機能なし)
⑥Fchart(エフチャート)
トレード対象:日本株
特徴:フリーの多機能チャート分析ソフト
マクロで独自の売買ルールを作成することが可能。
価格:無料
URL:http://www.sankayo-jp.com/
⑦Protra(プログラミングトレード)
トレード対象:日本株
特徴:有志によるフリーソフトウェア 独自のプログラム言語Protraで売買ルール等の記述が可能
価格:無料
URL:https://ja.osdn.net/projects/protra/
⑧Alpha Chart(アルファチャート)
トレード対象:日本株
特徴:総合株価チャートソフト
高速なチャート表示、スクリーニング分析が可能
価格:3,980円 一か月の試用期間あり
URL:http://www.marble-cafe.com/alpha/
結構いろいろなツールがあることが分かりました。
しかし、やっぱり機能が揃っているのは有名どころですね。
今回は株のシステムトレードツールを見ていきましたが、次回はFXのツールを見ていきます。