システムトレードの世界へ

しまねこがシステムトレードの世界に足を踏み入れて、悪戦苦闘する日々を綴っていきます

【2018年版】公開されているトレード関連のAPI

前回に続き、1の「システムトレードツールを把握する」のフェーズ。

証券会社(株・FX)の提供するサービスや関連する製品を見てきましたが、

ちょっと難易度は上がりますが ツールを使わず、直接プログラムからAPIを利用して株価(為替レート)を取得したり、売買を行うことについて考えてみたいと思います。

 

公開されているAPI(株編)

株でAPIが公開されているのは、なんと1社だけでした!

 

kabu.com APIカブドットコム証券)

しかも、利用にはカブドットコム証券の法人口座が必要

ハードルが高い...。要するにプロ用ということですね。

詳細は↓に

kabu.com

 

 

SBI証券先物オプション取引APIを2018/5/2に公開していますが、株のAPI公開はナシ。

先物・オプション取引におけるAPI提供開始のお知らせ~API接続ツールの利用でシステムトレードなどさまざまな取引が可能に!~(SBI証券)- PR情報|SBIホールディングス

 

取引手数料無料が話題のスマートプラスAPI公開予定ですが、

サービス開始は2018年3月予定で売買は4月以降ということでしたが、

まだ無料株取引アプリSTREAM (ストリーム)で申込受付の段階でサービスは開始されていません。

smartplus-sec.com

 

GMOクリック証券 は2007年~2009年にWebサービスAPIを提供していましたが、サービスは終了しています。

 

 公開されているAPI(FX編)

FXの場合、6つのAPIが提供されています。

 

  • OANDA

  自動売買をする場合、プロコースを選択する必要がある。

  MT4やAPIで裁量注文であればベーシックコース可(お確かめください)

  API:OANDA fxTrade API REST

  形式:JAVA、FIX、MT4と4つのAPIを提供

  URL:https://www.oanda.jp/api/ http://developer.oanda.com/docs/jp/

 

  • DUKASCOPY

  API:JForex APIJava SDK

  URL:JForex API :: デューカスコピー・ジャパン | 自動売買も裁量もJForex!

 

  • YJFX C-NEX

  API/形式:C-NEX API、FIX

  URL:【PR】C-NEX API公開! - お知らせ│YJFX!のC-NEX[シーネックス]

 

  • IG証券

  対象は法人で、金融商品取引業者又は商品先物取引業者

  API/形式:REST API

  URL:IG Labs | Trading APIs

 

  API/形式:IB API Java, .NET (C#), C++, ActiveX or DDEなどFIX CTCI"

  URL:https://www.interactivebrokers.com/jp/index.php?f=4211

 

APIを公開している証券会社は限られていますね。

FXの場合、わざわざAPIを利用しなくてもほとんどのFX業者がMT4接続がOKなので、

MT4を利用するのが一般的なようです。

 

API利用ができない場合の選択肢

APIが無いけど、どうしてもプログラムから操作したい!という場合は

UI自動テストツール(selenium)を利用

Pythonスクレイピング

という選択肢になるようです。

 

UI自動テストツールもスクレイピング

メリット:比較的容易に開発出来る。

     通常手数料で接続可能(API利用のプロコース等手数料が高くならない)

デメリット:画面変更の度に修正が必要

 

また、プログラムから通常サイトにアクセスするのは規則違反で

口座凍結リスクもあります。(機械的な頻度の多いアクセスはバレます)

 

また、認証のあるページにアクセスする必要があるため、IDやパスワードをプログラムに埋め込む際にはセキュリティーにも要注意です☆

 

しまねこはまずはシステムツールを利用しようと思いますが、

OANDAのAPIも利用してみたいと思っています。

【2018年版】システムトレードのツールを列挙してみました:FX編

しまねこです。

 

前回に続き、1の「システムトレードツールを把握する」のフェーズ。

株に続き、FXやCFDのシステムトレードツールを見ていきます。

 

FXのシステムトレードツール

FXのシステムトレードツール

 

メタトレーダーMetaTrader(MT4/MT5)

システムトレードと言ったらこれ!というぐらい有名ですね。(しまねこも名前は知っていました)

2011年にMT5がリリースしているが、互換性の問題で現在もMT4が主流。

Expert Adviser(EA)と呼ばれるプログラムを作成したり、市販もされているため、購入して指定することで、システムトレードが可能。

発売元:MetaQuotesSoftware

金額:無料

URL:https://www.metatrader4.com/ja

https://www.metatrader5.com/ja

 

JForex

スイス銀行グループのデューカスコピー・ジャパンの汎用取引ツール

Javaで売買ルール(ストラテジー)を開発出来る

発売元:デューカスコピー・ジャパン

金額:無料(デューカスコピー・ジャパンの口座開設が必要)

URL:https://www.dukascopy.jp/trading-platforms/jforex/

 

Quickチャート・トレードプラス

チュートリアルにしたがってストラテジが作れる「かんたんエディタQ」を搭載

発売元:ラガルト・テクノロジーとセントラル短信FX

金額:無料(セントラル短信FXの口座開設が必要)

URL:https://www.central-tanshifx.com/fxdirectplus/tool/quick-chart-trade.html

 

ちょいとれFX

マウス操作で条件を選んで独自のストラテジーを作成することや、あらかじめ用意されているストラテジーを選ぶこともできる。

発売元:FXプライム

金額:無料(FXプライムの口座開設が必要)

URL:https://www.fxprime.com/service/system/

 

いずれも売買ルール(ストラテジー)を開発・設定出来る機能、

バックテスト、チャート表示、自動売買(アルゴリズムトレード)機能が搭載されています。

 

※以下は提供終了しています。

  • ドリームバイザーFASTA(ドリームバイザー・フィナンシャル)
  • トレードシグナル(ひまわり証券

 

ストラテジー選択型のシステムトレード

 

ちょっと分けて考えたいのが「ストラテジー選択型」と言われるシステムトレードです。今まで見てきたのは「ストラテジー開発型」

 

「ストラテジー選択型」というのは、あらかじめ用意されたストラテジーを選ぶだけで、システムトレードが出来るもの。

沢山のサービスが出ていて、最近の流行りの形のようですね。

 

確かに、ストラテジーをプログラミングすることが敷居を高くしているので、それを省くとぐっと身近で手軽なものにシステムトレードが変化して来た、ということだと思います。

 

今回は別枠にして列挙してみます。

そして、この「ストラテジー選択型」にもいくつか種類があって、

リピート注文系

 リピート注文系は、繰り返し注文を設定するもの

 

ストラテジー選択型(ミラートレーダー系)

 ミラートレード系は プロ投資家のストラテジーをコピーして利用できるプラットフォームである「ミラートレーダー」と同じように、数あるストラテジーから気に入ったものをコピーして取ってくるサービスを提供しているものです。

 

ストラテジー選択型(オリジナル系)

 

 オリジナルなストラテジーを提供しているサービスを指します

 

①リピート注文系

①リピート注文系のサービスは

  URL:手放しだけど、手放せないFX 【ループ・イフダン】 |ひまわり証券

 

  シストレi-netで高評判だったストラテジーが利用できる

  URL:オリジナル売買システム「ループイフダン®」|アイネット証券

 

  条件を設定するだけで、「新規⇒決済⇒新規」を繰り返すIf Done注文

   URL:これがFXの最終形態 トライオートFX | インヴァスト証券

  キャンペーン:https://www.invast.jp/triauto/service/campaign/180401_cashback/ 

 

  トラップリピートイフダン

  URL:トラリピとは(FX) | FX - マネースクエア(M2J)

  キャンペーン:https://www.m2j.co.jp/landing/1c1804/?adid=fx_home_hom_005&p=fx_home_hom

 

  URL:トラッキングトレード|FXブロードネット

  キャンペーン:キャンペーン情報|FXブロードネット

 

  変動幅が相場の上昇、下落に合わせて自動追従し注文を繰り返す

  URL:[24時間、あなたに代わって賢くトレード。]iサイクル注文®・サイクル2取引™|外為オンライン

 

②ストラテジー選択型(ミラートレーダー系)

  

②ストラテジー選択型(ミラートレーダー系)のサービスは

  プログラムの入れ替えを自動化するフルオート

  URL:FX自動売買最大手のシストレ24 | インヴァスト証券

  キャンペーン:https://www.invast.jp/st24mr/service/campaign/180401_cashback/ 

 

  あらかじめ用意されたストラテジ(売買プログラム)を選ぶだけ 

  URL:セントラルミラートレーダー|FX取引ツール|セントラル短資FX

 

  • AVAミラートレーダー(アヴァトレードジャパン)

  MT4などでは独自にカスタマイズした自動売買プログラム600以上の中から選択   URL:ミラートレーダー|AVATRADE|MT4|CFD|自動売買|

 

③ストラテジー選択型(オリジナル系)

③ストラテジー選択型(オリジナル系)のサービスは

  売買システムから選ぶだけ

  URL: ひまわりFX | ひまわり証券

 

  ランキングから気になるストラテジーを選んで取引開始!

  「みんなのFX」で実際に取引しているトレーダーと、

  投資戦略を搭載した自動売買プログラムから選ぶ事が出来る

  URL:FXをもっとやさしく「みんなのシストレ」

  キャンペーン:はじめよう!シストレキャンペーン|「みんなのFX」

 

思ったこと

株と違って、FXはシステムトレードツールが多いですね。

裁量トレードより、アルゴリズムトレードの方が主流なんじゃ!?と勘違いしてしまいそうです(笑)

FXの方が、よりシステムトレードに向いている、ということなのでしょうか?

 

 

次回はAPIについても見ていって、取り組む道具を決めようと思います!

【2018年版】システムトレードのツールを列挙してみました:株編

しまねこです。

 

さて、1の「システムトレードツールを把握する」から始めます。

現在(2018年5月時点)利用できるシステムトレードツールを探してみました。

 

システムトレードツールって?

そもそもシステムトレードのツールは、何が出来ることを指すのでしょうか?

しまねこはシステムトレード=(株やFXの)自動売買と考えています。

 

自動売買とは、あらかじめ決めておいた売買ルール(ストラテジー)に従って、機械的に売買するもの を指します。

英語ではAlgorithmic Trading。

「アルゴ取引」という言葉も一般的になりましたよね。

 

 機能として想定するものは

  •  売買ルール(ストラテジー)作成もしくは選択 ☆マスト
  • 株価チャート表示
  • スクリーニング
  • 売買サインのプロット
  • バックテスト ☆マスト
  • 自動売買機能 ☆マスト

 と考えています。

 

自動売買機能がない場合でも、一般的にはスクリーニング機能があればシステムトレードツールと規定するようです。

ちょっとモヤモヤするので、

自動売買機能が無いものは番外としました。

 

株(日本株)のシステムトレードツール

株のシステムトレードツール

①株ソフト イザナミ

トレード対象:日本株

販売元:有限会社ツクヨミ

特徴:株のシステムトレードソフトとしては一番人気

売買ルールはパレットアルゴ®という機能を使って、条件と「はい/いいえ」の分岐で設定。また、市販の売買ルールが多数公開されている。

資金量を考慮した検証も可能

価格:無制限(買い切り)と月額の2つのライセンスがあり、 無制限は162,000円、月額は7,700(税抜) 無料期間7日間 (延長可能)

製品URL:http://www.izanami.jp/top.html

しまねこの印象:ちょっと試してみよう!と思うには価格が高額な印象。

 

システムトレードの達人

トレード対象:日本株

販売元:フェアトレード株式会社

特徴:現役トレーダー斉藤正章氏開発の、日本株専用システムトレード検証ソフト

マクロ言語がきるようなパソコン上級者に限らず、パソコンが苦手な方でも手軽に、売買ルールを検証することを可能にした検証ソフト

価格:無料 ただし、株価データ取得にアクセス権月額1,000円(税抜)が必要

製品URL:http://sys-tatsu.com/

しまねこの印象:イザナミのような売買ルールを組み立てる画面はなく、古いクライアントシステムの画面だが(発売が2009年からなので致し方なし)、資金管理機能やフィルタリング機能など必要な機能が揃っている。

 

シストレ魂(シストレたましい)

トレード対象:日本株

販売元:フェニックスアセットマネジメント株式会社

特徴:過去データに裏付けられた確たる根拠を持ったトレードをする為の検証ソフト

相場状況を判定する条件設定が可能で、相場判断を盛り込んだバックテストが可能

価格:157,000円(税抜) 別途有料オプション機能あり

製品URL:http://kabu-trading.com/

しまねこの印象:機能も①②と遜色なく、またデータを用意すれば日本株以外のバックテストも可能に。しかしながら高額です。

 

TradeStation(トレードステーション)

トレード対象:日本株/ETF/REIT

       対象はこちらに詳しく

販売元:マネックス証券

特徴:米国で先進性、機能性において数々の最高評価を受けてきたトレーディングツール

価格:無料 マネックス証券の口座開設が必要

製品URL:https://info.monex.co.jp/tradestation/

しまねこの印象:実際に使ってみて、アップデートで障害が起きたり安定しない部分はありますが、この機能を無料で利用できるのは素晴らしと思います。

プログラム言語であるEasyLanguageはその名の通り難易度は低めと思います。

 

岡三RSS

トレード対象:日本株先物、オプション

販売元:岡三証券

特徴:Microsoft Excelを利用してリアルタイムの情報取得から取引まで行えるアドインツール

価格:4,630円(税抜)/35日 ただし、手数料計算期間の手数料実績が2,000円(税抜)以上で無料に。

初回の利用お申込み時は、90日分の利用料無料日数が付与 

製品URL:https://www.okasan-online.co.jp/ont/rss/

しまねこの印象:ビジネスパーソンの多くが使い慣れたExcel。関数やマクロを利用して使い方は無限大でカスタムの自由はあり。同時に難しさも。

 

No. システムトレードソフト 売買ルール作成 チャート表示 バックテスト スクリーニング 自動売買
株ソフト イザナミ
システムトレードの達人
シストレ
TradeStation
岡三RSS
Fchart × × ×
Protra ×
Alpha Chart × × ×


番外(自動売買機能なし)

⑥Fchart(エフチャート)

トレード対象:日本株

特徴:フリーの多機能チャート分析ソフト

マクロで独自の売買ルールを作成することが可能。

価格:無料

URL:http://www.sankayo-jp.com/

 

⑦Protra(プログラミングトレード)

トレード対象:日本株

特徴:有志によるフリーソフトウェア 独自のプログラム言語Protraで売買ルール等の記述が可能

価格:無料

URL:https://ja.osdn.net/projects/protra/

 

⑧Alpha Chart(アルファチャート)

トレード対象:日本株

特徴:総合株価チャートソフト

高速なチャート表示、スクリーニング分析が可能

価格:3,980円 一か月の試用期間あり

URL:http://www.marble-cafe.com/alpha/

 

 結構いろいろなツールがあることが分かりました。

しかし、やっぱり機能が揃っているのは有名どころですね。

 

今回は株のシステムトレードツールを見ていきましたが、次回はFXのツールを見ていきます。

システムトレードを始めよう

初めまして☆しまねこです。

 

元SEで現在専業主婦をしています。

株トレードは2016年12月から初めて、トレード歴は現在1年半

まだ初心者トレーダーです。

 

 

システムトレードとの出会い

システムトレードとの出会いは、2017年10月。

あまり前提知識なく、トレード手法を学んでいた相場師朗さんのマネックス証券とのセミナーで関心を持って、「トレードステーション」を触ってみました。(その頃、トレードステーションが絶賛売り出し中だったんですよね)

 

簡単なプログラミングをして、トレードのサインなどを抽出するのに使っていました。

関連記事はこちら↓

shimaneko.tokyo

 

 

ですが、あまり身が入らないまま、なんとなーく時間が過ぎてしまい、

もっとシステムトレードを深く学びたい!と

一念発起!

システムトレードについてみっちり勉強していこうと思います。

 

とはいえ、株初心者。

 トレードの成績はというと、初年度は負け越しで、

今年は勝てたり…負けたり。損益はトントンです。

これだ!というトレードルールは確立できずにいます。

 

勝率の高いトレードルールを探し当ててから、本格的にシステムトレードを!と思っていたのですが、トレードルールを検証するプロセスを効率化するためにも、

システムトレードに本腰を入れた方がいいかなと思い始めています。

 

日々テクニカル分析(しまねこはチャート至上主義です!)をする中で、試してみたいトレードルールも溜まってきました。

 

へなちょこ”しまねこ”が体験することを記録することによって、

システムトレードの世界に旅立つ、ガイドブック的なものになればいいな、と思っています。

 

システムトレードの世界への道筋(当初予定 笑)

進め方としては

  1. システムトレードツールを把握する
  2. 実際にトレードルールをプログラミングして
  3. バックテストをして勝率を確認
  4. エントリー/エクジットポイントをプロットして検証
  5. チューニング
  6. アラートで裁量売買をしてみる
  7. 6で問題が無ければ、システム自動トレード
  8. その勝率やエントリー/エクジットポイントをプロットして検証⇒改良

 

順に進めていこうと思います。

ではシステムトレードの世界に!ご一緒に~♪